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インドが人を成長させる!行動変容を促す3つのポイント(環境編)

更新日:2020年8月9日

ミレニアル世代を支援する大人たち必見!


今回は、人々の行動変容を促す3つのポイント(1. 目標 2. マインドセット 3. 環境)、3つ目の環境についてお伝えします。


(過去のブログ、目標についてはこちら、マインドセットについてはこちら


これまでインドで6年間、ミレニアル世代を対象にグローバルビジネス研修を実施してきました。インドに来てインドが大好きになった人、大嫌いになった人、人生観が変わった人、タフになった人、それぞれいますが、全員に共通するのは変化と成長です。



なぜ、インド人を成長させてくれるのか? 行動変容が起きやすいのでしょう?


それは、インドには成長できる環境が揃っているからです。


- 日本の常識が全く通用しない

- 自分の価値観や当たり前が壊される

- 日本人がいかに恵まれているか思い知らされる

- 自分の弱さや無力さを痛いほど突きつけられる

- 逃げられない・やるしかない(コンフォートゾーンを抜ける)


例えば、


待ち合わせをしたインド人から電話が入りました、


「すみません、時間に遅れます」

「どうしたの?」

「牛が道路を塞いで渋滞が発生してます」

「....................」


日本の常識では考えられませんが、これもインド、受け入れないと生きていけません。

BANITA TOURによるPixabayからの画像


日本の常識はインドの非常識


日本の常識や当たり前が壊される要因の一つは、インドの圧倒的なカオス度と異人種度だと思います。以下の図は、弊社独自の視点で作成した異文化ギャップマップです。インドで目に飛び込んでくる景色や色、街の匂い、空気感、そして様々な価値観を持った人々。他のアジアの国々と比べても異文化ギャップ幅はインドが一番大きいと思います。

自分が持っている価値観の鏡が壊されると、”自分って何者”、”今までの自分は何だったのだろう?”と自問自答するようになります。自分について深く向き合うことで、本当の自分を知ることが出来るのです。


日本人がいかに恵まれているか思い知らされる


インドの貧困層は1億7,000万人以上で、その多くの人たちが1日1.90ドル未満で生活しています。街を歩いていると物乞いする子供達に多く遭遇します。中には親がいないストリートチルドレンもいます。そんな子供たちの姿や目を見ると、いかに日本人は自分は恵まれているか、感謝の気持ちが湧くと同時に、痛い複雑な気持ちになります。

そして、インドにいると、日本にいる時に一歩踏み出せなかった、行動を起こせなかったことが、 ちっぽけなことに感じてきます。これまで、自分の経験や思い込みで、無意識に出来ない、やらないを選択して、行動に移さなかった。でも実際に行動を起こしてみると、その判断基準は自分の思い込みだったことに気づきます。


インドのカオス環境に身を置くことで、怖さや不安のような、心のブレーキが外れ一歩踏み出す勇気が出てきます。そして、新しいことにチャレンジしたくなる気持ちが湧き、行動を起こすようになるのです。つまり、自然とコンフォートゾーン(心地良い環境)から抜け出します。言い訳を探すのではなく行動に移す。自分に挑戦を始めるのですね。

行動変容ステージモデル(以下の図)に置き換えると、新しい事にチャレンジしよう!と行動に移す前の心の準備ステージ(準備期)がありますが、インドの環境は準備期から行動期に移す後押しをしてくれます。それもかなり強い後押しなので、考えている余裕はありません。


つまり、やるしかない状況とマインドが自然と作られるのです。


そして行動に移します。行動すると何らかの気づきや学びがあり、そこから自分が何を感じ学んだか自問自答する。経験を通じ自分と向き合うことで自身の成長に繋がります。


言い換えると、インドという国は、行動を起こさせてくれる国。


環境は人を変える、成長したければ環境を変えろ、と良く耳にしますが、その通りだと思います。インドの様な環境はタフネスレベルがぐんと上がりますが、より厳しい環境で自分を変えたい、成長したいと思う人には、ぴったりの環境です。


まとめになりますが、行動変容を起こすには、


1. 自分がこうなりたい、こう変わりたいという、目標を持つ

2. やれば出来るという、成長マインドセットを持つ

3. これに成長できる環境


が加われば行動変容は加速します。インドは他の国よりもタフでカオスな環境なので、加速スピードが速いためです。


しかし

環境というのは怖いです。


インドから日本に帰国して、日本の元の環境(コンフォートゾーン)に戻った時、変化する前の自分に後戻りしてしまうケースがあります。行動変容ステージモデルでいうと再発期に当たります。せっかく自分の意識と行動を変え、習慣化するプロセスを進んでいたのに、 元の緩い環境に戻ることで、維持期から再発期に後戻りしてしまうのです。


習慣化するには、日々の活動を通じてコツコツやるしかありません。心の癖は壁に書いた落書きのようなもの、毎日一つずつ消して行く作業が必要です。しかし人間は弱い生き物なので、途中で諦めてしまう、楽な道を選んでしまう。ましては、日本の緩い環境でインドと同じようなマインドや気持ちを維持するのは難しいことです。


そんな時に重要なのは、ミレニアル世代を支援する大人の存在だと思います。


職場の部下を指導する上司

結果を出すためにアスリートを指導するコーチ

学校の先生方

子育て中のママやパパ


・・・などなど、ミレニアルを育成する立場にある方々の存在です。


以下は、自分を変えたい・成長したいミレニアルへ世代の支援プロセスです。


1. 自分のありたい姿を引き出す

2. 自分に合った目標設定の支援を行う

3. 成長出来るマインドセットの促し

4. 成長出来る環境(場や機会)を提供

5. 目標達成に必要な力を可視化する

6. 習慣化のためのコーチング


これからの日本を引っ張るミレニアル世代ですが、自分がやりたいことがわからない、自分の強みが分からないと、心のモヤモヤを抱えている若者も増えています。そんな若者を平等に支援する仕組み、誰もが何処でもコーチングが受けられる、そんな仕組みの構築をフジヤマカンパニー では目指しています。


その第一歩として、習慣化のためのライフスキルアプリの開発しました。将来的にはData x AIでコーチングの自動化を目指しますが、詳しくままた今度書きたいと思います。


今回は以上となります。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


 

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