フジヤマカンパニーでは、
20代〜30代のミレニアル・Z世代向けに、グローバルビジネス研修(インド・ベトナム・日本)、目標設定コーチングを実施しています。
参加者は、
日本の大手企業のグローバルリーダー候補生や、国際キャリアを目指す大学生です。
1週間、1ヶ月、3ヶ月の研修期間、
日本の常識が通用しないタフな環境で、スポーツ&グローバルなビジネス課題に取り組んでいきます。
その過程で、
自己認識が高まり、マインドが変わり、そして行動パターンが変わっていきます。
しかし、自分の思考や行動を変えるのは、そう簡単なことではありません
習慣化された思考や行動は、心の癖のようなものです。
その心の癖を効果的に変える効果的な方法は?
そして、人の行動変容を促すにはどうすれば良いでしょう?
結論から言うと、
1. 目標 2. マインドセット 3. 環境
この3つが揃うと、
人の意識や行動パターンに変化が起こります。
行動変容ステージモデルというものがありますが、
人が行動を変え維持する場合は、5つのステージを通ると考えます。
5ステージを簡単に説明すると
1. 言われたからやる状態から、
2. 興味・関心が湧き、動機付けがされ(行動を起こしたいと思う)
3. 行動を起こす準備を始める、
4. 意識的に行動に移して、行動変容が起きていく
5. 無意識に行動するようになる
目標・マインドセット・環境、この3つが揃うと、この変容プロセスが進み変容を促していきます。この3つのポイントについて、事例を使いながらお伝えして行きます。
①まず1つ目の目標です
目標は3つの中でも特に重要です 。
他人(人事や上司、先生)の評価を意識した目標、ポンと置いたような目標ではダメです。
自分がこうなりたい、こう変わりたい、 自分が心からそう思うこと。
これが重要です。
研修前に必ず聞く質問です、”なぜ研修に参加しますか?”
"グローバルな人間になりたい"
"英語力・コミュニケーション力を鍛えたい"
"管理者としての経験を積みたい"
実際に研修生が書いたものですが、
目標が表層的なもの、他者の評価を気にしたもの、外発的な動機づけで書いてくる人も少なくありません。
その場合は、
必ず、自分が心から思うことは?
そして、なぜそうありたいか?
自分の本心から出てくるもの(内発的動機づけ)を、自問自答してもらいます。
答えが出てこない人もいますが、
ライフスキルアプリ(行動変容・習慣化アプリ)を活用して、日々振り返りを行いながら、自分の頭の中を可視化して行きます。
そして、
”グローバルな人間とは?”
”なぜグローバルな人間になりたいのか?”
”それは自分にとってどのような意味があるのか?”
自問自答を促します。
繰り返しますが、
自分がこうなりたい、こう変わりたい、 自分が心からそう思うことは?
を引き出すことが大切です。
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内発動機づけの質問を行う時に、
ファシリテーターやコーチの役割として重要なのは、
研修生が自己開示しやすい場や雰囲気を作ることです。
"何を言っても受け入れられるんだ"、
"自由に発言しても良いんだ”
と感じてもらうこと。
時にはコーチやファシリテーターが自分をさらけ出して、自分もみなと同じように悩んでいる姿、弱い自分を見せることも必要だと思います。
これまでミレニアルやZ世代と接してきて耳にするのは、
会社の上司や学校の先生に、
”自分の本音を言えない”、
”言っても分かってもらえないから、言わない”、
”おじさん世代とはコミュニケーションが成立しない”
そして上の世代との対話を諦めてまう。これがジェネレーションギャップを生む一つの要因だと思います。
2つ目に必要なマインドセットでも触れますが、
ミレニアル・Z世代を支援する立場にあるジェネレーションXやブーマー世代も、素直でオープンなマインドになる必要があります。
波平さん(X・ブーマ世代)がカツオ(ミレニアル・Z世代)にお説教するばかりでなく、カツオの言うことにも素直に耳を傾け、カツオから学ぶ姿勢も必要だと思います。そうすればカツオはもっと心を開いてくれるのではないでしょうか。
そうすることで、
ようやく本人が心から思うことを引き出せると思います。
今回は
行動変容を促す目標の在り方・立て方、
ミレニアル・Z世代との接し方、
についてお伝えしました。
次回は2つ目のマインドセットについてお伝えしたいと思います。
習慣化されたものを変えるのはとても大変な作業です。
それは、壁に書いた落書きを消しゴムで消していく作業のようなもの。
その上でマインドセットは重要な役割を果たします(以下は壁の落書きのイメージ)
今回は以上となります。ありがとうございました。
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ライフスキルアプリで頭の中を可視化
目標設定コーチング
グローバルビジネス研修
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