【Day3】企業が求めるグローバル人材とその背景について理解する

更新日:4月17日

前回に引き続き、キャリア集中授業のDAY3です。


Day1はこちらより(自分の軸とは?自分の強みを言語化しよう!)

Day2はこちらより(就活とは?不安をコントロールするには?)



今日のゴールです

企業が海外に進出する背景や理由、グローバル経営を進める上で、グローバル人材の育成は必須であること、また企業がどのような人材を求めているかを認識する。


まず初めに、学生たちが参加するボストンキャリアフォーラム(11月にボストンで開催)の企業リストから、自分の興味関心ある企業をピックアップしてもらいました。


学生たちが選んだ企業。日系と外資系が半々くらいでした。やはり知名度が高い企業が多いですね。



次に、ワークシートを使いながら企業分析を行いました。学生目線+客観的な視点を入れながら企業を掘り下げて行きました。企業が求めている人材像を知ることで、これから自分達が身につけるべき能力や人間像の参考になったようでした。



さらに、企業目線になって、日本の企業が海外に進出する理由、その上で必要となるグローバル人材について、企業が抱えるグローバル人材の課題について理解を深めました。


日本の企業が海外に進出する理由


今回の授業ではインドをテーマに、日本の企業がインドに進出する理由について話し合いました。なぜ多くの日本企業は日本から遠く、異文化ギャップもあり、タフな市場と言われるインドに進出するのでしょう?


数値的な根拠も共有しながら話し合いました。


第一に、インドの人口は2030年までに世界1位になると予想されています。さらにインドの平均年齢は約27歳(日本の平均年齢は47歳)つまり、一番働いて、稼いで、お金を使う層がごそっといるわけですね。日本はその真逆で、お金を使わない高齢層の割合が高くなります。

(インドの人口:出所:国際連合「World Population Prospects: The 2019 Revision」)


第二に、インドのGDPは2050年にはアメリカを抜いて世界第2位になると予測されています。以下のチャートを見るとインドのGDPは日本の3倍以上になっているのが分かります。

PwC(プライスウォーターハウスクーパース)が2017年に発表した報告書によると、世界経済は2016年から2050年までに年平均実質成長率約2.5%のペースで成長。2042年までに世界経済の規模が2倍になると予測している。(※3)とくに世界経済の成長を牽引するのが、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、ロシア、トルコの新興7カ国(E7)。インドのGDPは2050年までに、米国や日本などの先進国を抜いて世界2位になると予測されている。日本の予測順位は8位だ。


その急成長するインド市場に参入する日系企業の数も年々増えています(直近の数値は分からないですが、コロナの影響で横ばいか減少の傾向にあるかもしれません)業種別に見ると製造業(自動車関係や輸送機器など)が一番多くなっています。


以上3つのデータを見ると、なぜ日系企業がインドに進出するのかよりリアルに想像がつくと思います。以下に日系企業がインドに進出する理由をまとめました。


次に、人材という視点から企業を見てみました。


海外に展開するには、海外で戦える人材が必要になります。よく言われる”グローバル人材”という人たちです。経済産業省の「グローバル人材育成推進会議中間まとめ」(2011年6月)によると、グローバル人材に必要な能力として以下をあげています。


  1. 語学力・コミュニケーション能力

  2. 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感

  3. 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー


しかし、多くの企業はグローバル人材の確保や育成に苦労しています。以下に日本企業のグローバル人材の課題をまとめました。


  • グローバル人材の不足。海外進出している日本企業において、海外事業に必要な人材 については約7割の企業が「不足」または「どちらかといえば不足している」と回答 (総務省,グローバル人材の確保状況等に関する企業の意識調査 )


  • グローバル人材が不足する背景には、企業におけるグローバル人材育成が海外事業展開のスピードに追いついていない要因が挙げられる (経団連「グローバル人材の育成・活用に向けて求められる取り組みに関するアンケート」)


  • 海外で働きたくない新卒社員(約6割)が増えている。語学力や環境による不安が主な理由 。インドや新興国に対して、社員や家族の生活面の不安(情報・知識不足)(産業能率大学 新入社員のグローバル意識調査)


ここまで、企業が海外に進出する背景や理由、グローバル経営を進める上で、グローバル人材の育成は必須であること、また企業がどのような人材を求めているかを認識しました。


次回は、学生たちが1年間の留学で何を達成したいか。また、留学を自身のキャリアにどう繋げて行きたいか?キャリア目標と計画について掘り下げて行きたいと思います。

閲覧数:7回0件のコメント

最新記事

すべて表示