今回は大学でのキャリア集中授業【Day2】です(Day1はこちらを参照)
Day2のテーマは
”就活とは?”
”グローバルに働くってどういうこと?”です。
まず初めに就活に対して不安に感じていることを、学生たちに出し合ってもらいました。
ちなみに、授業はオンラインで行いました。学生たちの意見を共有するのに、GoogleのJamboardを活用しました。これポストイットをペタペタ貼り付ける感覚で使え、また視覚的にもグッドで使えます!
さらに、就活について知りたいことを出し合いました
そもそも就活は何をするか、どのようなスケジュール感で進んでいくのか、漠然としたイメージしか持ててない学生が多く、それが彼ら彼女たちの不安に繋がっているようです。さらに、3年次の春から留学するので、他の学生と比べて就活の出遅れてしまうことへの不安があるようです。
漠然としているイメージをよりクリアにして、具体化・言語化する必要があります
ということで、本日のゴールは
就活の全体像とスケジュールを知り、留学中に出来ること準備すべきことは何か知る、そして就活への不安をなくし一歩前に踏み出すことです。
まず初めにキャリアって何でしょう? キャリアでGoogle検索(画像)かけると、こんな結果が出てきました。
さらに、学生たちにキャリアと聞いて何をイメージしますか?と聞いてみると、”仕事、出世、キャリアアップ、など上の画像と同じような回答が返ってきました。ただ、まだ社会人として働いた経験がない学生たちにとって、自分にとってのキャリアとは何か明確なものはないようです。それは仕方ないことと思います。
そこでキャリアについて認識合わせです?
キャリアとは?
簡単に言い換えると、
キャリアとはその人の人生そのもの
どんな人生を送りたいか?
仕事を通じてどんな人生を実現したいか?
大学生にとってもこれまで生きてきた18年間もキャリアであり、そしてこれからどのような仕事について、どのような人生を送りたいか、それを考えるのもキャリアです。
キャリアデザインという言葉をよく聞くと思いますが、それはどんな人生を送りたいのか?の答えを見つけ、その人生を実現する道筋を立てること。つまり自分のありたい姿を描き、そのために手に入れたいもの、身につけたい能力を見つけ、それを実現するための目標と行動計画を立てていく。それがキャリアをデザインするということです。
そして、多くの学生が大学生活や就活というプロセスを通じて自分のキャリアについて考え、悩み、そして答えを見出していき就職する。
就職するための就活ですが、就活って何するのでしょう?
大きくは4つあると思います。
自分を知る(自己分析)
企業・仕事を知る
自分を磨く(SPI、インターンや様々な経験)
自分を伝える(面接や自己PR)
今回は大学キャリアセンターの方にご協力頂きながら、就活の全体像とスケジュール、逆算して今から準備すべきことについて、学生と対話をしながら進めていきました。
学生から就活の疑問や不安などたくさんの質問が出ました。いくつかピックアップします。
Q 企業の良い部分と悪い部分の見分けかたは?
A まずは自分にとって何が良くて、何が悪いのかを明確にする。例えば、自分のプライベートの時間の確保が大事とすれば、残業が多い仕事や会社は向いてないかもしれません。逆に、残業が多くても様々な経験ができたり、能力主義で自分がやりたいことができたり、そこに価値を置いているのであれば、自分にとって良い会社(向いている)になり得ます。
Q 企業は大学名を見て選ぶのか?
A 以前と比べると大分減ってきていますが、残念ながらまだ大学名で選ぶ企業はあります。そのような企業では書類選考でほぼ通らないと考えた方が良いでしょう。しかし書類に通る方法はあります。それはSPIで上位大学の学生より良いスコアを出すこと。そうすれば採用担当者の目に留まり、面接のチャンスを得られる可能性は高いです。
Q 就活の順序。何から始めて最終的にどうなるの?
A まずは自分を知ることから。自分がやりたいことはそう簡単に見つからないので、自分が興味関心あること、自分が大切にしたいこと、など自分の軸を見つけ、大学生活を通じて様々な経験をする。それは大学生活がスタートしてすぐに始めても良いと思います。就活のゴールは企業から内定を得ることですが、キャリアという意味ではそこが新たなスタートと捉えてください。
Q マイナビとかメジャーなところ以外で優良企業の見つけかたは?
A 日本にはB2B(Business to Business)で優良企業がたくさんあります。B2B企業とは会社を相手に取引を行う企業のこと。一般消費者ではないので、あまり表に出てこないで見つけるのが難しいのは確かですね。日本にはグローバルに活躍するメーカー、商社、サービス業が沢山あります。例えば「海外売上高比率」 という言葉で検索してみてください。海外での売上比率が高い=お客様は外国企業であることが多いのです。中には 100%海外で売上を上げている会社もあります。海外売上高比率が高い会社のランキ ングに載っている企業の殆どは BtoB 企業であり、学生の認知度が低い会社が大多数です。 まずはキャリアセンターに相談しにきてください。
Day2を終えて学生たちの感想です
学歴は自分が気にしてたらうまくいかないんだと思いました。
SPIの内容が国語や算数が使われているのを知らなかった。多分もう頭から抜けてしまっているので、難易度に少し不安な部分がある。でも先生のおかげでポジティブな感情で就活に取り組むことができそうです。
就活において、英語のスキルや留学が大きな強みの部分になると思っていたので、今日この二つは当たり前のことに近いと聞いて、もっと違う強みを作ってまたは留学で大きないい経験ができるようにしたいなと思いました。
就活の不安が減った。グローバルで働くという意味を理解できた。
それぞれの企業にはそれぞれ経営理念がありそれをもとにさまざまなサービスを提供していると言うこと。
キャリアセンターの先生のお話を聞いて、就活に向けて留学中にやっておいた方が良いこととか、優良企業の見つけ方などを具体的にわかりやすく教えてくださり、この時期はまだ焦ることなく、やるべきことをやっておくべきなんだと思いました。
留学期間中に就職活動をしようと思っていたが、具体的にどのように取り組んだら良いのか不透明であった。しかし、今回の授業を通して、まずSPIを円滑に行うために国語と算数の復習に取り組む等、具体的な取り組みを理解することができた。また、学歴や時差は変えられない問題であるため受け入れ、どのような部分で自分が周りの受験生と勝負したら良いのか全体像を把握することができ、本当に大変有意義な時間を過ごすことができ感謝しております。
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