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もし勝利と敗北を同じように受け入れることができれば

更新日:2022年12月26日

私のテニス知人で、86歳でも元気に仲間とテニスを楽しみ、数ヶ月に一度は2000メートル級の山を登り、毎年欠かさず海外旅行をし、今でも翻訳の仕事の依頼が来れば引き受ける、そんなエネルギッシュな女性がいます。お人柄も素晴らしく、周りにポジティブな影響を与えてくれる、私の人生のお手本のような方です。


その方から、”昭和のテニス侍”という本を頂きました。日本人として初めてテニスの4大大会を制覇した宮城淳さんのライフストーリーです。私の知人は宮城さんとは古い付き合いで、翻訳のサポートもされていたとのことです。


宮城さんについてはこちらで詳しく書かれています。


その本の中で、とても印象に残る言葉がありました。


"IF YOU CAN MEET WITH TRIUMPH AND DISASTER

AND TREAT THOSE TWO IMPOSTORS JUST THE SAME,"


”もし勝利と敗北を同じように受け入れることができれば”


これはイギリスの詩人ラッドヤード・キプリングの『IF』という詩の一部です。そして、この言葉はウィンブルドンのセンターコートに繋がる壁にも書かれています。多くのプレーヤーをこの文字を胸に刻みセンターコートに向かっていったと思います。


Photograph: Julian Finney/Getty Images


2008年のウィンブルドンで、ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルが全編を朗読しました。その時の動画です。


"IF YOU CAN MEET WITH TRIUMPH AND DISASTER

AND TREAT THOSE TWO IMPOSTORS JUST THE SAME,"


”もし勝利と敗北を同じように受け入れることができれば”


捉え方は人それぞれだと思いますが、テニスやスポーツには勝利もあれば敗北もある。勝ち続ける人なんていない。いつか負ける。その中には大きな敗北もあれば、大きな勝利もある。目の前で起きたことをすべて受け入れる。強い自分や弱い自分を同等に、自分に正直に受け入れる。そこから学び成長していく。


今週末に千葉の白子で小学低学年向けのテニス大会(オレンジボール)を主催します。たくさんの子供達がプレーします。試合なので勝敗は必ずついてきますが、大事なのは勝ち負けでなく、テニスを楽しむこと、そしてその試合から何が得られたか、何を学んだかだと思います。一生懸命プレーした、最後まで諦めなかった、悔しかった、もっとうまくなりたいと思った。。。。勝っても負けても同じように自分を受け入れてあげて。


子供達にも伝えたいと思います。

こちらifの全文となります。


If you can keep your head when all about you

Are losing theirs and blaming it on you,

If you can trust yourself when all men doubt you,

But make allowance for their doubting too;

If you can wait and not be tired by waiting,

Or being lied about, don’t deal in lies,

Or being hated, don’t give way to hating,

And yet don’t look too good, nor talk too wise:


If you can dream—and not make dreams your master;

If you can think—and not make thoughts your aim;

If you can meet with Triumph and Disaster

And treat those two impostors just the same;

If you can bear to hear the truth you’ve spoken

Twisted by knaves to make a trap for fools,

Or watch the things you gave your life to, broken,

And stoop and build ’em up with worn-out tools:


If you can make one heap of all your winnings

And risk it on one turn of pitch-and-toss,

And lose, and start again at your beginnings

And never breathe a word about your loss;

If you can force your heart and nerve and sinew

To serve your turn long after they are gone,

And so hold on when there is nothing in you

Except the Will which says to them: ‘Hold on!’


If you can talk with crowds and keep your virtue,

Or walk with Kings—nor lose the common touch,

If neither foes nor loving friends can hurt you,

If all men count with you, but none too much;

If you can fill the unforgiving minute

With sixty seconds’ worth of distance run,

Yours is the Earth and everything that’s in it,

And—which is more—you’ll be a Man, my son!


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