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(5)ミレニアル世代かそれよりも若いスポーツに興味のある人へ

更新日:2020年12月2日

ミレニアル世代かそれよりも若いスポーツに興味のある人へ第5弾 

このテーマ、またまた2ヶ月振りとなりました。


プロジェクトベースラーニング(PBL)でインドへ中古自転車輸出の貿易実務を実施しまた!


Photo credit by PD pics



ミレニアル社会人のPBL編、"やってみようかな〜期"(準備期) から "やっちゃたー期” (実行期)へと移りました! 

どんなこと何をやったの!

インド知人の自転車店より中古の自転車を送って欲しいと依頼がありました。 


一つのサロンチームに勉強も兼ねてプロジェクトとして実施したいかと尋ねました。 するとやってみたいと二つ返事で手を上げて来ましたが。。。 貿易の素人なので、まだ何を行うかが全く認識していません。 ISBサロンではプロジェクト・ベース・ラーニングを基本にしているので知らないことでもやってみたいことは、先ずは “やってみる” を大事にしています。 取り組む前から答えを出さないようにしています。


先ずは、中古自転車を海外に輸出する企業を調査、次にインドと結果を始めるが、相手の明確な要求、中古自転車の質は、納期は、仕入れ価格はいくらか、輸送方法は、コンテナサイズは、取引方法は、様々な初めてが、噴出して来ました。勿論、コミュニケーションは英語で行います。エンドユーザーが誰か、中古自転車販売店はどのように自転車を集めるのか、全体を俯瞰できないのでどこから手を付けて良いのかメンバーは混乱をしていました。


Photo credit by Julius_Silver


最初に行ったのは、相手のニーズを明確にする作業、希望価格帯、自転車店の顧客層などですが、メンバーの質問に対して相手はインド、自身が希望する返事しかしないので、ふわふわとした感じの答えしか返って来ません。何度も同じ質問をすると小出しに必要な回答がちらばめられているので、繰り返すうちに欲しい情報がほぼ集まります。 ここは、根比べとなりますが、根比べをしているのは日本人側だけです。 相手は悪気はありません。


メンバーの皆は、所変わればルールが変わることを少しづつ学んで来ました。


Photo credit by Y. Fujimura


ある程度必要な情報を得た上で、次に自転車中古店に見積依頼、既に海外にコンテナで中古自転車を輸出しているところもあり、海外輸出の経験のある企業3つに絞り込みました。貿易経験の無いメンバーは、荷を集め、コンテナに積め、出航し、どこの港に送るなど皆目見当が付きません。 ここで、インコタームを含む貿易業務を一気に学ばざる得ない状況下にあり、学校で学ぶより数段速いスピードで、やりながら貿易のいろはを一気に学びました。


この時点では、自転車の大体の価格、出荷方法を理解して来ましたが、取引方法はまだ全く確認できていません。大事な支払い方法、前払い、LCを組むのか、NET30、FOB、CIFなどどうするのか解っていません。ただ、初めての取引先なので、先払いを定時、輸出業者側として、仲介が良いのか、商社機能として請け負うのか、何がベストか決め切れません。 


得た情報を基に試行錯誤し最終は、価格決定権を持つ可能性の高い、商社機能での取引をメンバーは選択しました。


Photo credit by Valdas Miskinis


なかなか決め切れず、凄く悩んだのは値付けのようでした。 それは、インドが求める自転車の具体的な質、日本の中古自転車屋の具体的な質が解らないので、幾らで売って良いのか定まりません。 恐らく、インド側も写真では本当の質が察知出来ないので、情報量が少なく両者判断がつかないのではと推測しました。 


色々と調べ、相手と確認しながら進めていると最初のやり取りからあっという間に約3ヶ月が、経ってしまいました。インドの自転車店のSNSを確認すると3ヶ月の間で、低価格帯の新品自転車の仕入れルートを開拓し、新車を売り始めました。低価格帯の新車を売るようになってから、メンバーがインドに問い合わせをしても返事が無くなりました。それまでは、タイムリーにやり取りが行なわれていたのですが、全く反応しなくなりました。


まあ、見積もりを出すのに3ヶ月以上掛かっているとビジネスをロスする可能性は高いですが、返事が無くなるのも海外のあるあるかなとも思います。


ISBサロンのプロジェクトベースラーニング(PBL)では、社会人になり、数年経つと仕事にも慣れ少し緩みが生じ出来ているので、全く新しいことを経験することで、本業の中でも出来ていること、足りていないことが改めて認識できるようです。



今日のメッセージは

  1. PBLでは実務経験なく開始し、一気に学ぶのでプレッシャーが掛かる。

  2. 実際のビジネスなので、最低限の質を必要とされる。

  3. 時間を長引かせると実際のビジネスなのでロストする可能性がある。

  4. 上記1・2・3を経験すると環境が変わったことと同じ状況となり、初心に戻り自身を見つめ直すことができる。

  5. 管理側は見守る姿勢を保つ必要性がある。

  6. 管理者が作業を行った方が速やかに進むが忍耐を持って見守る。


第6弾は、2から3ヶ月後になると思いますが、他のチームのプロジェクトも動き出したので、その経過をお知らせします!


最後までお読み頂きありがとうございます。



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