大人の水泳大会のお話です。
前回の 3年振りのマスターズ大会... に引き続き、Thailand opne masters swimming championships 2022" に付いてです。
申し込みまでの多少のハードルはありましたが、考えていた以上に素晴らしい大会で充実した日を過ごすことが出来ました。 タイの人達の微笑みとホスピタリティは、本大会のブッチギリの金メダルで最高の体験となりました。
2022年度は、女性最高齢スイマー93歳、男性最高齢スイマー89歳を初め、女性159名、男性264名、合計423名のマスターズ選手が出場し、前回大会の出場者数を上回りました。
89歳の男性選手がプールサイドで20人の孫たちに応援を受けながら泳ぐ光景もありました。この年齢まで元気に長生きする。 それだけでも素晴らしのになんと水泳大会に出場されるエネルギーがどこから出てくるのか言葉には表現出来ないほどの驚きです。
2022年7月1日から3日の3日間の大会で初日は、なんと1,500メートルの競技もあり、充実した競技種目、確りとした運営でありながら、楽しむことを忘れずほのぼのとした雰囲気も十二分に味わうことが出来ました。
ほのぼのとはこのような感じのスイマーさんです。真剣に取り組みながらも楽しむことを忘れていません。
Photo credit by TSA
タイランド・オープンマスターズはチーム対抗線で、私達夫婦(夫婦で参加)もチームに入りました。 知人にお願いし申し込みをしたので、当日プールに行くまではどのようなチームに加わり参加させて頂くのか不明だったので、少し不安な気持ちを抱え会場まで行きましたが、チームの方達とお会いした瞬間に不安はかき消され、大歓迎をして下さいました。
私の加わったチームは、Chulalongkorn大学マスターズで、 大学の同窓生チームでした。 しかし、同窓生でも無い私がどのような経緯でこのチームに入って来たのかとても謎の様でしたが、私自身も何故このチームに入れたのかは謎だったのでその謎は解明できず、謎のままであったのですが、そんなことは全く関係無く、温かくチームに迎え入れて頂きとても楽しい大会となりました。
この大会では、「年齢は本当に単なる数字です」私が出場したリレーに於いては、60代、50代、20代のチーム、または、70代、60代、50代のチームと様々な年齢層の人達と共に泳ぎ心の底からレースが楽しめました。先ずほぼ初対面のリレーチームメンバー、泳ぐ前に自己紹介、同じリレーメンバーなので瞬間的に打ち解け、更にリレーで共同作業を行い泳ぎ終わった後はチームメンバー効果で更にボンディングが深まりました。 これは、スポーツの醍醐味だと思います。
リレーチームメンバーの70歳代の女性が、1960年代にタイで初めての競泳ナショナルチームに入っていて、当時日本のオリンピックメダリストからコーチを受けたと説明を受け、そんな前から日本の水泳と交流があるのかと何故か嬉しくなりました。当時ゴーグル無しは勿論のこと、自前で水着を作って泳いでいたと聞き驚かされました。因みにゴーグルは1970代に日本の水泳界に浸透して来ました。
リレーレース後、チームメンバーの80歳の女性、ともてチャーミングで素敵なお婆さんが、泳いだあとは疲れただろうから糖分を取った方が良いと、わざわざ果物を剥いて下さり手渡して頂き、ほんのりとする気持ちになれました。Chulalongkorn大学は、タイで一番の大学で、皆さんとは英語で会話ができたので、コミュニケーションが取れたことも楽しかった要因の大きなポイントです。 勿論、果物を下さったお婆さんとも英語での会話です!
50歳以上の多いチームですが、Line グループにも入れて頂き、80歳のお婆さんとも時々英語でコミュニケーションをとっています。 大会数日後、"あなた達夫婦はこのチームにcheck inしました、チームは大歓迎です。また、一緒に泳ぎましょう。" "しかし、Check outはありません" と嬉しいメッセージが送られて来ました。
私の10代後半からの水泳の知人から水泳コーチに繋がり、水泳コーチからタイ人コーチに繋がり、タイ人コーチが大会申し込み手続きを行い、大会に出場出来ました。改めて人の繋がりに感謝です。
実は、タイでの水泳大会参加は2回目です。 1973年アジアエージグループ大会に出場し、人生初の海外渡航でバンコクに来ました。 約50年が経ちこの街に住むことになり、異動して間もく水泳大会に出場することで、新しい現地のお友達が出来ました。 スポーツの力を借りながら新しい街でのアドベンチャーは心強いです。これからも積極的にスポーツイベントに参加し視野を広げ、バンコク生活を楽しんで行きます!!!
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