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インド・マスターズ・チャンピンシップ水泳大会に参加!

更新日:2021年2月3日

2018年の話ですが、全インドマスターズ大会に参加しました。

印象:競技ルールは緩やかで、厳密な規則視点だとメチャクチャだったけど、のどかでほのぼのとした楽しい大会でした。

15th Indian national masters championship


2018年10月12日〜14日 

Aqua sports complex (Great Visakhapatnam Municipal Corporation)にて

15th Indian national masters championshipが開催される。

Pandurangapuram, Visakhapatnam, Andhra Pradesh 530003

海の直ぐ側にあるプール、写真は入口付近


3日間を通して感じたこと

日本の水泳大会運営視点でインド水泳大会を比較すると20点、贔屓目に見ても30点だが水泳を楽しむ観点から見ると80点・90点では無いかと感じました。


何故ならば、マスターズスイマーの皆さんが、それぞれの立場で大会を楽しみ、笑顔の絶えない会場だったからです。 この大会を世界基準で考えると "それダメですよ " と指摘される点は無数に有りましたが、泳いでいる人の姿を観るとオリンピック、世界大会の競泳競技でないので、正に楽しむが第一優先のマスターズスイミング、個々のレベルで泳げ参加者全員が満喫出来る最高の大会でした。

魚・動物シリーズのキッズスイミングキャップ着用、速さは意識していないと思われる


参加申し込み方法(外国人視点)

マスターズ会員登録費は必要無し、大会申込書には、参加資格 2015年・2016年・2017年のナショナルマスターズ大会に出場した者と記載されており、その他の方法として各州のマスターズ大会に出場をし、ナショナル大会への出場権が与えられているスイマーと大会本部より説明を受けました。


規模は思ったより多く、大会申込人数は1,065人、全インドから参加していました。しかし、人口13.5億の国では小さな大会かも解りません。

リレーの様子


ホテルと大会会場往き来はリキシャかUberで行い、若いUber運転手だと英語が出来る人も多かった。Uberドライバーに何故多くのドライバーが英語が話せるのかを尋ねると "観光以外に主だった産業が無いため、同じ20,000ルピー/月を稼ぐのなら会社勤務より自営の方が良い” 言っていました。 

大会役員の皆さん


大会運営は、ボランティアで支えれていました。

競技規則は、FINA ルールに従う、スタートは一回失格と申込書の説明要項に書かれていましたが厳しく守れている訳ではありませんでした。 また、大会運営の向上も求めているようでしたが、流れが定まっていないので、どこから手を付けるかを迷っているような感じでもありました。


日本だったら問題

・Fina承認水着を着ている人は殆どいませんでした。

・フォールスタートは頻繁にあるが失格にしていませんでした。ファールスタートすると  

 失格にしますよとのアナウンスは何度かありました。

・計測員も話に夢中で手動時計を押し忘れる場面も見受けました。

貴賓席のはず。。。


第1日目・第2日目は、朝9時頃から夜の9時頃まで、第3日目は朝8時から夕方午後5時まで、開催されました。日によって開始時間が、いつの間にか変わっていましたが、大した苦情は無いようでした。


表彰は、各エージグループ、1位から3位までで、メダルと賞状を受け渡していました。 その他、名前・種目・タイムを綺麗な手書きで、参加者全員に出場証明書として渡していました。

表彰式の様子


会場外で、水着の即売会をやっていて、良く売れていました。 大会運営とは関係無く

敷地外で販売していたようでした。 因みに男性水着Fina承認無し、Made in Indiaで 200Rs (300円弱)、この水着でも充分レースに参加出来ました。

敷地の外で行っていた即売会


参加者に話しかけ何故マスターズスイミングを行っている理由を尋ねてみました。


・昔は、選手で泳いでいた、暫く泳いでいなかったが体を悪くし5年ほど前から健康の為に

泳ぎ始めた。(50代男性)

・老父婦、旦那さんが10年前に泳ぐようになり、最初は観ているだけだったが3年前から 

 一緒に泳ぎ始め、今回初めてナショナル大会に出場した。二人で旅行ができ楽しい。

・子供が水泳を始めたが、直ぐに辞めた為、払った月謝が既にあるので、貴方が泳げばと

 コーチに進められ、3年前から水泳を始めました。名古屋で開催されたアジアマスターズ

 にも参加、色々な場所で色々な人に出会い、水泳以外にも楽しみがある。競技では、

 自分にチャレンジすることで学びがある。 (30代男性)


多少ルールから外れても、楽しむことを重視し、それぞれが、それぞれの楽しみ方をしている大会に初めて参加しました。やはり "スポーツは楽しむ" が最初に来ることが大切であることを再認識した大会でした。


2018年・2019年は仕事も兼ねて、日本を始め、シンガポール、インド、インドネシア、アメリカと5ヶ国でマスターズ水泳大会に参加しました。


コロナが終息し、世界各地で安心して大会が開かれる日が1日でも早く来ることを願い、

今暫くは過ごして行きます。


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