自分で考え決断する力、スポーツで子供のライフスキルを高める

10月31日(日曜)にPTRテニスのオレンジボール団体戦が開催されました。4つのテニスクラブから小学生1年〜4年のキッズ12名が参加しました。箱根の山を背に、元気に一生懸命にプレーしました!


今回は3人1チームの団体戦です。シングルマッチを7ポイント先取の3セットマッチで行いました。3人が試合をして合計のゲーム数を計算、1ゲームでも多くゲーム数を取ったチームが勝ちになります。


試合前にコーチからルールの説明を受けて、試合前の挨拶します(相手に敬意を払うスポーツマンシップ)これは大人やプロの試合でも同じですね。


そして、自分の対戦相手が発表されます。子供たちの目に様々な感情が映し出されます。戦いモードで威圧感を出している子、緊張や不安を感じている子、子供たちの性格が見え隠れします。



テニスは相手のコートにボールを一本でも多く返した方がポイントを取れるスポーツ。子供たちも必死に相手コートにボールを打ち返します。


オレンジボールは通常のボールよりスピードも遅いためとにかくラリーが続きます。

(オレンジボールの説明についてはこちらのブログから


試合を通じて、子供たちは体だけでなく頭を使うようになります。どうやればポイントを取れるか?どうすれば自分の得意なショットを打てるか、どんな時に相手はミスをするか? 相手が嫌なところに何処か?そのために大切な相手を観察する力が養われます。この相手を観察する力も重要なコミュニケーション能力です。



親御さんも応援でコートサイドに。一生懸命になるあまり子供にコーチングをする親御さんもいますが、コーチはすぐにイエローカードを出します(優しく)。親があれこれ口出しすると子供たちは親の目を気にしてプレーをし始め、自分らしいプレー、楽しくプレーできなくなる子供も。良いプレーが出た時のナイスショット!のような応援はOKです。




コートでは自分1人。誰も助けてくれません。だから、自分で考えて決断しないといけません。自分で決めたこと。それを実行する。コート内では決断の連続です。自分に自信を持って自分を信頼して決断する、この意思決定プロセスが繰り返されます。この意思決定スキルは社会に出ても大切なスキルの一つです。




小さな子供には厳しいかもしれませんが、こんな広いコートの中で頼りになるのは自分だけ。そこには答えを出してくれる親やコーチもいません。


自分の決断を信頼するために、子供たちはコートでたくさんの失敗や成功体験を積んで行きます。その経験を通じて何を学んだのか、この経験学習プロセスがとても重要です。



セットが終了後に90秒の作戦タイムが使えます。ここでチームの仲間と一緒にこれからどう戦えばいいか一緒に考えます。うまくいったことは?うまくいかなかったことは?どうすればポイント取れるか?子供たちだけで考えます。コーチは見守るだけでアドバイスしません。




チームで勝つという同じ目的を持ち、子供たちは自分の意見をしっかりと相手に伝えることをチームワークを通じて学んでいました。


私が一番印象に残った試合です。彼女は勝ちが見えてくると緊張するいわゆる”勝ちビビり”を経験してました。このゲームは6-3でリードしてあと1ポイント取れば勝ちですが、急に消極的なプレーになりミスを連発。あっという間に6-6に追いつかれてしまい、そのまま試合にも負けてしまいました。



次の試合も全く同じ展開になっていきました。6-1でリードであと1ポイントで勝ち。そこからずるずる6−5まで追い上げられてしまいました。あー、また同じ展開かな。。その次のポイントです。彼女のプレーが守りから強気の攻めのプレーに変わります。自分で気持ちが吹っ切ることができたのでしょう、その1ポイントを取り切り試合にも勝利することができました。


1試合目から学びを自分の教訓に変えて、2試合目に実践したことは本当に素晴らしいと感じました。たった1ポイントですが、彼女に取っては次に繋がる成功体験になると思います。


この女の子は各コーチが1票を投じて選ばれる”ナイスファイト賞”を受賞していました。


私が大会を通じて意識したことは子供たちの内面的な成長を促すこと。勝ち負けよりも、コートで一生懸命プレーして、自分そしてチームで戦ったプロセス、そこから子供たちが何を感じて学んだか。そんな視点で子供たちのプレーを観察しました。


第2回のオレンジボール大会も来年早々に開催予定ですので、ご興味がある方はお問い合わせください。info@fujiyamacompany.co.jp


子供たちが成長した姿を見るのがとても楽しみです!

10回の閲覧0件のコメント