大学で行うキャリア授業も今年で7年目になりました。対象はZ世代ど真ん中の大学3年生と2年生。 これからのニューノーマルな時代を生きていく彼らが今何を感じて、悩んでいるのでしょう?
3年生のキャリア授業で行うことは、ザクっとこんな内容です
自分のパーパスを見つけるワークショップ
インドを題材にしたPBL(プロジェクト学習)
以下は、予定しているワークショップですが、
学生(11人)たちに、興味あるテーマトップ3を選んで理由を書いてもらいました。
ニューノーマルなライフスタイル
ビックデータ x AI(人工知能)で生活や仕事がどう変わる?
資本主義社会 VS 社会関係資本(ソーシャルキャピタル)、どう生きる?
自分を変えたい、行動変容を起こす3つのポイント
心のモヤモヤの正体を知るには?(無意識の思考パターンの可視化)
やりたいことが見えてくる目標設定のコツ
成長マインドセットとは? 人の成長を促進する思考パターン
4つのリーダータイプ、あたなはどのタイプ?
スポーツで持続可能な世界を創る
昭和おじさんとの付き合い方
以下、学生へのアンケート結果です。
自分のやりたいことが見つかる目標設定のコツ、
を選んだ学生が一番多かったです。選んだ理由を聞いてみると、
"自分の中ではっきりと何がしたいのか、目標を決めるまですごく時間がかかります。なので、やりたい事が見えてくる目標設定のコツを選びました。"
"やりたいことが今見つけられていないので、コツを知りたい。”
"自分が目標設定が苦手なので単純にコツがあるなら知りたいと思ったから。"
これは大体想定通りでした。多くの学生は自分がやりたいことが見つからなくて悩んでいます。特にこれから就活を迎える彼らにとっては、関心でもでもあり悩みです。
次に、成長マインドセットとは? 人の成長を促進する思考パターン
選んだ理由は、
"昔から癖になっていることは、思っていても変えられなかった。自分の弱さをしっかりと理解しどうすれば継続的になるのかをしっかり理解し強みに少しずつ変えていきたい" "成長マインドセットを選んだのは、思考パターンから考えると人によってどう成長が違うのか興味を持ったからです"
"成長を促進できる思考があるのなら、自分もそういった思考にしたいと思ったからです"
成長したい意識は皆持っているように思いますが、何が彼らの成長の妨げになっているのか、どうすれば彼らの成長を促進させるのか、これからの授業で見て行きたいと思います。
同じく関心が高かったのは、昭和おじさんとの付き合い方。
これを選んだ理由は、
”将来仕事についたときに必ず直面する問題でもあるし、正直不安な部分でもあるから、そのまえに少しでも知っておきたいなとおもいました。”
"昭和の考えといわれているものがあると思い新卒入社の新人とは違う考えや価値観がありそういった昭和おじさんの付き合い方は難しいと思うので気になります。"
"昭和おじさんとの付き合い方は本当に私自身自信がないため、知っていて損はないと思ったし、会社に入ったとき苦労するのはやはり人間関係が大きいのではないかと思ったから"
これから仕事をしていく中で絶対に関わらなければいけないので昭和おじさんとの付き合い方に興味があります。
これらの回答は昭和おじさんである私にとっても良い気づきでした。
昭和おじさんとの付き合いに自信がない、不安に思う、そのことに課題と感じるという事実。彼らの心を深掘りすると、価値観が合わない、見下した話をする、威圧的な態度を取る、昔の経験で話そうとする、 そんな悲痛な声が聞こえてきそうです。
学生の声を聞いて、私も彼らとの接し方に気をつけたい、無意識に押し付けはしてないだろうか、 彼らとのオープンな関係を築くためにはどうすれば良いか、そんなことを再認識しました。
これから15コマの授業が始まります。ワークショップの内容や成果、授業を通じて学生たちの変化や成長について書いて行きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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