プランド・ハップンスタンスセオリー 自分がやりたいことは向こうからやってくる

まだ夢が明確ではないので、本当にやりたい仕事を見つけて就職することができるのか


先日、大学2年生から受けたキャリア相談です。


同じ悩みを持った学生は多いです。特に自分の軸が明確でない学生は多いですね。


自分の夢が明確でない、本当にやりたいことが分からなくて不安になる気持ち、理解できます。僕もその学生と同じ年齢の時は同じ状況でした。どんな仕事がしたい?そうですね、海外を飛び回る仕事がしたいです。具体的には?。。。。。明確な答えはありませんでした。


そもそも夢とか自分がやりたいことって、そんなに簡単に見つかるもんじゃないと思います。でも周囲が夢や目標を持たないとダメ的な空気を作って、無理やり周りが納得するような目標を作ってしまう。そんな、自分に嘘ついた無理にポンっておいた夢や目標なんてすぐに壊れてしまいます。


ではその学生に今、これから何ができるか?


自分の目の前のことに一生懸命取り組む。それが自分の未来にいつかつながる時がくると信じて。その時に分からなくても、後々にその経験したことが点と点になって繋がっていきます。繋がった先が自分の適職だったり、本当にやりたい仕事が待ってくれています。大事なことは中途半端にやらないこと。それは点になりません。自分が面白いと感じる、ワクワクすることに一生懸命取り組んでみる。それが経験という財産として残ります。その経験が必ず自分のこれからのキャリアに繋がって行くと思います。



キャリア理論の一つにプランド・ハップンスタンスセオリーというのがあります。


プランドハップンスタンス(Planned Happenstance)とは、「計画された偶然」や「計画的偶発性理論」などと訳されることが多いです。 1999年にスタンフォード大学の教育学と心理学の教授であるクランボルツ教授によって提唱されました。 「キャリアというものは偶然の要素によって左右されるものが多く、偶然に対してポジティブなスタンスでいる方がキャリアアップにつながる」という考え方のことです。


(出典:Schoo for business)


プランドハップンスタンスは、3つのポイントから提唱されています。

  1. 個人のキャリアの8割が、予想できない偶然の出来事によって左右されている。

  2. 偶然の出来事を本人が主体的に活用することで、キャリアアップにつながる。

  3. ただ偶然が発生するのを待つのではなく、意図的に生み出せるよう積極的に行動することが大切である。


プランドハップンスタンスに則って積極的に行動をする際、5つの行動指針に基づくことでより、偶然を味方につけることができるようになります。

  1. 好奇心:まず第一に挙げられるのがは、何事においても好奇心を持つようにすることです。 自分の仕事だけに専念しその他の物事を蔑ろにすることのないよう、常に広い視野で物事への好奇心を持つことで、新しい発見に繋げていきましょう。

  2. 持続性:持続性を持って物事に取り組むこともキャリア形成においては大切です。始めたばかりであれば上手くいかないことも多いですが、続けることで成果が出て自分の身になっていきます。 粘り強く持続することで、ある日突然成果が出ることもあるため、諦めずに物事に取り組んでいきましょう。

  3. 柔軟性:持続性は大切ですが、こだわり持ち続け頑固になることはよくありません。柔軟性をもって物事に接するようにしましょう。 環境が変わる機会があれば柔軟に自分を変化させ、その環境に対応させていく必要があります。どのようなういった環境においても自分を見失わない柔軟性を身につけることが必要になります。

  4. 楽観性:世の中には自分の力の及ばない範囲で生じる問題も多くあるため、時には楽観性を持つことも重要になります。 悲観的になっていては挑戦する意欲が失われてしまうため、楽観的に捉えるようにし、何事にも積極的にチャレンジしていきましょう。

  5. 冒険心:未知の事柄にも積極的にチャレンジしていく冒険心もとても大切です。 先が見えないことはリスクも伴うため、躊躇してしまいがちですが飛び込んでみないと何も始まりません。 一定のリスクヘッジはしながらで、冒険心を持ってチャレンジを続けていきましょう。


その学生は来月から1年間アメリカに留学をするので、日本とは全く違う環境で生活をスタートします。自分を見つける最大のチャンスと思います。留学中で楽しい辛い様々な経験すると思いますが、その時に何を感じ考えたのか?なぜそれが自分にとって大切なのか、なぜそのような行動を取ったのか?など自分を振り返りながら、自分の新しい価値観や興味関心を発見していってほしいです。


自分の夢や本当にやりたいことを探すのも大切ですが、向こうからやってくるのを待つ(点と点が繋がる時を待つ)のもVUCA時代のキャリア思考だと思います。


本日は以上となります。


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