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テニスジュニア育成選手のメンタル強化② 全日本ジュニアに出場!

ジュニア育成選手のメンタル強化に取り組んでいます。先日は育成コーチと選手の3ヶ月の成長を振り返りました。


この選手は現在16歳の女子。この春より強豪高校でプレーしています。短期目標は全日本ジュニアでベスト8以上になること。その前に関東ジュニアで優勝すること。


短期目標を達成するために日々の練習で取り組んでいることが、


1. 下半身の強化

軸がブレないで良い打点で入るため


2.メンタルの強化

試合の最後まで油断しない気持ち、折れない気持ちを身に付ける


3.展開力・判断力

自分が優位な展開な時に前に入れるようになる


4.体力

3セット戦える体力。ラケットを振り続けられる体力を身につける


メンタル面はアプリ(ライフスキルアプリ)を活用しながら自分の内面と向き合い、自分の心の状態を知ることに意識をあててきました。練習に行く前に、何のために練習するのか、今日の練習の目標を自問自答してアプリに正直に書き込みます。


(ライフスキルアプリ サンプル画面)


そして練習後は、今日の練習に対しての評価を行い、自分の気持ちを言語化する訓練を毎日行います。自分の感情や頭の中で起きていることを客観的に見て言葉にする。始めは難しいですが、継続していけば誰でも出来るようになります。


6ヶ月のアプリの数値やチャートを見ながら、コーチと一緒に選手のマインド変化や成長について話し合いました。


まず、大きな変化が見られたのは、選手の練習に取り組む意識です。


こちらは、半年前の選手の頭の中の状態をチャート化したもの。なぜ練習するのか?



練習の目的意識を言語化したものです。目の前の大会に勝つ、そのために練習する意識が強いですね。


そして、こちらは直近の3ヶ月の頭の中の状態。

選手から全日本や日本という言葉が多く出てきていますね。目先の技術アップや試合に勝つことから、全国で戦う意識が新たに芽生えているのが分かります。


目先の大会のために練習するのと、全日本で勝つことを意識して練習に取り組むのでは、練習の質にも差が出ます。1日で効果は分かりませんが、それが365日積み上げるとマインド面の成長の差は明らかに出て来ます。


この3ヶ月で自分の変化は、自分の負けを認められるようになったこと。以前は相手と戦わず自分と戦っていた、今は相手のことを考えられるようになった。アプリを使って見て、心の変化がわかる、やるべきことが分かってきたしてきました。

上記は選手のコメントですが、自分の心の変化がわかるようになったことは大きな成長だと思います。これはコーチが日々の練習で選手に投げかける言葉、練習や試合を通じて本人が悔しい思いをして本気で感じたこと、それに対するコーチングがこのような変化をもたらせたのだと思います。


メンタルは技術スキルと違い習得には時間がかかります。周りはすぐに効果を求めてしまいがちですが、改めて日々の積み重ねが大事であることをコーチと再認識しました。


毎日コツコツが大事です。近道はないですね。


次は8月の全日本ジュニアテニス選手権。活躍を期待しています!

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