インドとオンラインPBL(プロジェクト型学習)がスタートしました。プロジェクトに取り組むのは、国際キャリアプログラムを受講している大学3年生。11人が3チームに分かれてプロジェクトに取り組んでます。
プロジェクトの課題は、
“ Make a presentation to Indians who study Japanese in Pune, India “why one should go to study and/ or work in Japan”
(インドで日本語を学ぶインド人に、なぜ日本で学ぶ/働くべきか?についてプレゼンせよ!)
お題を出してくれたのは、インドで日本語を教えているインド人の先生です。
なぜこのお題かというと、インドで日本語を勉強しているインド人の多くは、将来は日本で働きたい、留学してみたい、日本語を使った仕事をしたい、そんな夢を持っています。しかし、日本のリアルな現地情報がインドには少なく、日本に行くことに不安に感じる、留学したいけど一歩踏み出せない、と感じているインド人も少なくないのです。なので、この課題を解決するプレゼンをお願いしたい。
最終プレゼンする相手はインド人学生(20人が参加予定)そしてプレゼンを評価してくれるのもインド人学生です。
プレゼンにはh以下の5つのポイントが含まれている必要があります。
Presentation should include the below 5points
1. Benefits of study / work in Japan
2. Favorable conditions
3. Rules & regulations in Japan
4. Work culture in Japan
5. What are the difficulties while living in Japan
そして、もう一つのミッションが、
日本にいるインド人30人にインタビューすること
ネットにある情報だけでなく、自分達で動いて調査した内容も盛り込むこと。そしてインタビューから得られた情報を分析して、自分たちの伝えたいことの根拠として活用すること。
このミッションを聞いた学生達からは、インド人の知り合いがいないのですが、どうやってインド人を見つけたらいいですか? 先生にインド人の知り合いいませんか?
インド人の知り合いは沢山いますが、すぐには紹介しません。インド人を探すヒントは与えますが、答えは一切与えません。
まずは自分で考え、チームで考え、行動する事を促します。 そして、学生たちは2ヶ月かけて、PBLのフレームワークに沿って作業を進めていきます。
最初にチームが結成されました。チーム名も決まりました。
Osushi
All is well
Yajirobei
次に、与えられた課題についてディスカッションをしていきます。提示者が求めていることは何だろう?なぜこの課題なのか? 実際のインドの状況はどうなっているのか?など、現状分析を行いながら、課題について理解をして行きます。
そして、チームとしてプレゼンを通して何をインド人学生に伝えたいのか?インド人学生の悩みをどう解決したいのか? チームでディスカッションして試行錯誤を始めます。
プロジェクトに正解というのはなく、自分たちで考え行動して答えを見出して行く。講師である私は答えは教えずに、学生達が主体的に動くようファシリテートするのが役割です。
これから学生がどのようにプロジェクトに取り組み、壁をどう乗り越えて行くのか、そしてチームで課題を解決していくか楽しみです!
またプロジェクトの様子はブログで書きたいと思います。
今回は以上となります。
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