インドで働く② 相手を受け入れる

インドで活躍している人たちに共通していること。2つ目は異なる国籍、文化、価値観、宗教などのバックグラウンドを持つ相手を受け入れる能力です。これはインドに限らず、世界どこでも、すなわちグローバル社会において必要な能力だと思います。

相手を受け入れるとはどういうことでしょうか? それは、自分の価値観や考え方を相手に押し付けない、つまり自分の当たり前を一度リセットして、相手を理解することだと思います。インドでは日本の当たり前は通用しません。日本でスムーズに行くことも、思い通りに行かないことは多々あります。その度にイライラして”日本だったらこうなのに”とか”なぜインド人は出来ないんだ。。”という風に思ってはダメです。そこで、なぜインドは日本と違うのだろう?なぜインド人はそう思うのだろう?なぜそのような行動を取るのだろう?と相手目線になって考えることが大切だと思います。すなわち、相手の文化に興味を持ち、相手に質問する、その土地に土着化(その土地の人になりきるような)すること。そうする事で、自然と地元のコミュニティーにも溶け込み、相手の事をより理解することに繋がると思います。そうすることで、全く異なる文化を持つインド人ともコミュニケーションが取りやすくなるのだと思います。

私が体験した例を1つ挙げます。インド人が首を横に振って”YES”を表現する(振るというより、左右に首を動かす感じ)ジェスチャーをご存知でしょうか? 相手はYESと言っているのですが、どう見てもNO(I don’t knowのような)と言ってるようにしか見えないのです(最初の頃は)。以下の動画を見るとイメージしやすい思います。

https://www.youtube.com/watch?v=Uj56IPJOqWE

私が初めてインドを訪問した時の失敗例です。現地の人に対して” is this okay?” と確認するシーンがあったのですが、インド人は首を横に振って(それも無表情で)返してくるのです。もう一度聞くと、同じように首を振って返して来ます。私は単純にYESの答えを期待していたので、段々とイライラしてきて、少し口調を強くして” Is this okay!? “と聞き直しました。でも同じ返答です。その時に、”何なんだ!?”とイライラしてしまったのです。恐らく態度にも出ていたでしょう。相手もそれを感じ取っていたことでしょう。結局、相手と意思疎通が取れないまま話しは終わってしまいました。

後で地元に人に教えてもらいました。それはインドでは”YES”という意味なんだよと。別に相手は悪気が合ってそうやったのではないよと。そこで、初めて自分がとった行動・態度に気付かされました。インドに来ていながらも、自分の持っている”当たり前”で考え、そしてそれを相手に押し付けようとしていたのだと思います。自分が取るべき行動は、なんでインド人はそのようなジェスチャーをするのだろう?何か理由があるはずだ。と相手に興味を持ち、そうはどう意味することなのかと相手の質問したり、すること。つまり自分から歩み寄ることです。そうすることで異なるバックグラウンドの相手の事をより理解することに繋がったことと思います。

これは小さな例ですが、インドで生活していると日本の当たり前が通用しないことが多々あります。その度にイライラするのではなく、まずは相手を受け入れる。そして相手の興味を持ち、理解すること。これが異文化コミュニケーションのおいて重要なことだと思います。そして、それが出来る人がインドやグローバル社会でも活躍出来る人だと思います。

 

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